ご挨拶
改正高年齢者雇用安定法が施行され、6 5歳までの雇用確保措置が義務づけられました。
これは、意欲と能力のある限り働き続ける事のできる社会の実現に向けた施策です。
人口減少時代の中での大きな経営課題は、企業が活力を失うことなく生産性を維持向上
していくことです。
そのための戦略は大きく三つの方向に絞ることができます。
① 働き手そのものを確保する対策です。労働市場の実態をふまえて人材募集・採用の方針を
洗い直すとともに企業戦力として多様な労働力を活用していくことです。
② 働き方の効率性を高める対策です。安全・快適・健康などに着目した就業環境作りを通じて
一人あたりの生産性を高めていくことです。
③ 働き手の質を高めることです。従業員のモチベーションを高め、能力や資質の開発・向上に
資する施策です。
高齢化の及ぼす影響としての人件費負担の増大を、成果主義人事の反省と併せて根本的な
職務給主体の人事・賃金システムの構築を通じて、むしろライバルとの差別化を図っていく
ラストチャンスともいえるでしょう。
大きな環境変化が起きつつありますが、事業主さんの力強い味方としてお手伝いいたしますので、
是非、ご相談くださいますようお待ち申し上げております。
社会保険労務士
前 原 秀 博